2月24日、新橋のCHAYA1899TOKYOにてバリスタに学ぶ講座を開催いたしました。講師には、企業や一般向けのコーヒーセミナーや、コーヒー競技会の審査員としてご活躍されている、UCCアカデミー東京校専任講師の土井克朗氏をお招きしました。有難いことに、お申込みの時点で多くの方から反響をいただき、募集から2週間余りで満席となりキャンセル待ちをしてくださる方もいらっしゃいました。
講座はコーヒー業界での味のとらえ方や正しい審査の仕方、品質についてなどのアカデミックな学びから始まり、サンプル食材を使用したトレーニングでは、その香りをとりながらフレーバーホイールを使い味や香りを具体的に捉える作業をしました。実際に日本茶を飲み、正確な手順での味のとり方やグループワークを行う際の条件設定など、より客観性と公平性を持たせた審査を行って意見交換をしたり、個人的な感想だけにとどまらない表現の仕方を深堀りしていきました。
講座後は、「学びが多くエキサイティングな時間だった」「体感する内容が多く楽しめた」「香りの方向性(分類)がとても参考になった」「グループワークで他の方との差異を認識でき自分に足りないものが分かった」「教えるプロによる、講座の進め方についても非常に勉強になった」など全体を通してたくさんの嬉しいお声をいただき、それぞれに新しい発見などを感じ取っていただいているご様子でした。一方で「スライドがもう少し鮮明だったら良かった」「席が少し狭かった」「お茶が冷めていた」などの物理的な改善点についてもご意見をいただき、今後の課題としたいと思います。
講座は盛り沢山の内容でしたので質疑応答の時間が取れず終いとなってしまいました。「バージョンアップ版をお願いしたい」「シリーズ化してほしい」といったお声も頂戴し、他業種からの視点で日本茶を考えるセミナーへの参加者のご興味もうかがえ、大変有意義な時間であったのではと思っております。今後はこのような学びを活かせるような場も企画していきたいと思っています。
(文責 古宮美里)