2023年は、富士山の世界文化遺産登録10周年の年となります。
これを記念して静岡県富士山世界遺産センターが、2月4日、5日に東京で富士山の「芸術の源泉」の側面にクローズアップした2日間限りの企画展と講演会を開催するそうです。企画展では、昨年、TVでも紹介された幕末期の米国大統領への外交贈答品と考えられる狩野董川中信筆「富士飛鶴図」をはじめとし、静岡県富士山世界遺産センターの収蔵作品(掛軸や屏風)が十数点を東京初公開されます。
興味深い講演会が予定されていますが、5日は熊倉功夫先生が「ふじのくにと茶の湯」をお話されます。
ほかにも静岡県立美術館学芸員や富士山世界遺産センター研究員が富士山の芸術文化について講演されますのでご興味のある方はぜひお早めにご予約ください。
日 時 令和5年2月4日(土)~2月5日(日) 午前9時30分~午後5時
講演会は各日 午後1時~午後4時
場 所 東京美術倶楽部 3階展示室 (東京都港区新橋6-19-15)
入場料 無料 企画展は予約不要で御覧いただけます
★講演会の定員 各日先着150名 静岡県富士山世界遺産センターホームページから要予約
(空席がある場合は、当日も受け付けます)
★予約ページURL:https://event.mtfuji-whc.f-reserve.jp/#/
<講演題目>
〇2月4日
・「江戸絵画で巡る静岡の絶景」 (静岡県立美術館 浦澤学芸員)
・「万延元年(1860)の外交的贈答品(ディプロマティック・ギフト)
―新発見、徳川将軍から米国大統領へ贈られた富士山図―」(静岡県富士山世界遺産センター 松島仁教授)
・「江戸絵画史の富士山図 饒舌館長ベスト10」(河野元昭 静嘉堂文庫美術館館長)
〇2月5日
・「古典詩歌が表現した富士山―絵画との協奏も視野に入れて―」
(静岡県富士山世界遺産センター 田代一葉准教授)
・「ふじのくにと茶の湯」(熊倉功夫 ふじのくに茶の都ミュージアム館長)
★上記企画展のチラシはこちら